
交通事故を起こすことは人生で何回もあることではありません。
そのため、交通事故を起こした後にどうすればいいのかを知らない人が多いでしょう。私は交通事故を起こしたことがなかったので、困った記憶があります。特にトラブルになると、相談する相手が欲しくなりました。
ここでは私が学んだ弁護士に相談して良かったポイントを解説していきます。
交通事故の責任割合が明確になる

私が起こした事故はほとんどが私が悪くなかった事故です。私は相手側の責任が10割だと思っていたのですが、相手側から2対8だと主張されました。そこに納得ができずに弁護士に依頼したのです。弁護士は過去の判例を元に責任割合を調べてくれました。
そうすると、過去の判例では私が主張する、相手側が10割負担するということが多かったのです。このように弁護士に相談すると、責任割合が明確になります。過去の判例などを元に責任割合を出すので、保険会社は別の割合を主張するのが難しいでしょう。
裁判になっても判例が重視されますので、それ以外の意見は採用されないことが多いです。保険会社はそれを知っているために、弁護士が主張する責任割合に異議を唱えにくいです。また、法令違反がある場合には、それを加味した責任割合を計算してくれます。
赤信号を無視したとか、一時停止を止まらなかったなどは、事故を引き起こす要因になった可能性があります。その点を考えて、責任割合を算出してくれるのです。
交渉を代わりに行ってくれる

交通事故を起こすと保険会社と交渉をする必要があります。この交渉が時間や手間がかかることが多いです。そのため、交渉をストレスに感じる人は多いでしょう。そんな交渉を弁護士は代わってくれます。私の場合は、仕事が忙しく保険会社から電話が来るだけでもストレスでした。
弁護士が一切の連絡を代わってくれて、結論だけをメールで伝えてくれるようになりました。そうなったらストレスを感じなくなったのです。ストレスは話さなければいけないという強迫観念から来ていたものでした、交渉をしなくなってからは、体調も仕事も順調にできるようになった記憶があります。
交渉が苦手という人は早い時期から、弁護士に代わってもらうと良いでしょう。
知識が豊富だから解決策がある
交通事故を解決した経験が多い弁護士だと、色々な解決策を知っています。そのため、問題が起きたときでも早く動けるのです。私が困ったのは治療費の問題です。医師が指定した整体師に通っていたのですが、保険会社が必要なのかとクレームをつけてきました。
私は医師の指示に従って行動していただけなのですが、何が問題なのか分かりませんでした。そこで弁護士に相談したのです。弁護士は電話一本いれるだけで、あとは大丈夫ですと私に言いました。私からすれば、どういう問題でどう解決したのかすら分かりませんでした。
弁護士の知識がなければそこでもまた問題になって、対処するまでに時間がかかっていたでしょう。そうなっていたら、私は保険会社が言うことしかできなかった可能性があります。揉めるのが嫌な私は、相手の顔色を見て行動した可能性があるからです。
そうならなかったのは、弁護士が早く対処してくれたことが大きいでしょう。
保険会社とトラブルになるのを防ぐ
弁護士に依頼して良かった点として、私と保険会社とのトラブルを未然に防いでくれたことです。私には知識がなかったために、トラブルになりそうなことが多くありました。例えば、保険会社に提出する書類です。交通事故の治療費などを受け取るためには、色々な書類を書く必要があるのです。
しかし、忙しくてなかなか書類を揃えることができませんでした。そのままではトラブルになると弁護士が判断してくれて、書類を揃えるのを手伝ってくれました。このように弁護士の機転で、トラブルを未然に防いでくれたケースはもっとあったでしょう。
交通事故に関して素人だと、トラブルになる原因がわからないことが多いです。トラブルに発展してからでは問題の解決に時間がかかることがあります。そうならないように弁護士に相談することが重要なのです。
示談金は弁護士に任せると高くなることがある
示談金は基本的に保険会社が決めると思っていました。
そのため、保険会社から示談金の提示を受けたときには、そのまま受け取ろうとしたくらいです。しかし、先に弁護士へ相談することにしたのです。この判断が良かったと後で分かりました。
弁護士から先に相談してくれて良かったと言われたからです。示談金を受け取ってしまうと再交渉するのは難しいそうです。そのため、その手口で安い示談金で済まそうとする保険会社が多いというのです。そのときは弁護士に任せていたはずなのに、示談金だけ私に直接連絡がきたことに違和感を覚えたのです。
その話を聞いて納得しました。あわよくば私が示談金を受け取って、それで示談交渉成立としたかったのでしょう。そこから弁護士が示談交渉をしてくれたのですが、最終的には保険会社から提示された金額よりも高くなっていました。
これは弁護士基準で示談金を、受け取ることができたからだと後で聞きました。弁護士が間に入ってくれなければ、示談金は安くなっていたでしょう。
裁判になるなら始めから弁護士に担当してもらった方が有利
交通事故でトラブルになってしまうと、裁判になることがあります。裁判をするために慌てて弁護士を探しても、それまでの過程を知らないと不利になることがあるでしょう。私はこの点を弁護士に言われて納得した記憶があります。
裁判をするにはそれなりの準備をする必要があり、すぐにできるものではないのです。それであれば、争点になる問題について詳しくなるために、裁判前から担当してもらった方が良いのです。弁護士は準備に時間をかける時間が増えると、それだけ勝てる確率が高くなると言われました。
私は裁判までいきませんでしたが、そこまで考えていることに感心した覚えがあります。
交通事故での民事問題では警察は動かない!困ったら弁護士に相談!
問題がなくても弁護士を使う
交通事故でトラブルになってから弁護士を雇う人は多いでしょう。しかし、問題になる前から雇うことが大事なのです。私は問題になりかけたときに弁護士に依頼しましたが、交通事故を起こしたときに依頼しても良かったと今では思っています。
トラブルを事前に防ぐことができるからです。相手側との交渉には意見の相違がよくあります。そのようなトラブルを自分だけで解決するのは難しいでしょう。それであれば、専門家に判断してもらうようにすれば、トラブルになる可能性は低くなります。